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❸習慣の魔法

未来が好転する「リフレーミング」の考え方

ボクトヒカル

毎日、目まぐるしいスピードで仕事に追われ、気づけば自分を追い詰めてはいませんか?「あの失敗がなければ」「どうして自分はこんなに不器用なんだ」、そんなネガティブな感情に支配される瞬間、誰にでもありますよね。

でも、ちょっと待ってください!実は、ほとんどの人が自分のことをいじめすぎています。何かミスをした時でも、自分を否定する必要はありません

あなたが今持っているその悩みや弱みは、未来を好転させるための「磨く素材」になるかもしれません。

このページでは、思考がポジティブに変わる「リフレーミング」について書いています。

視点を変えるだけで世界は変わる

リフレーミング(Reframing)とは何か?簡単に言えば、物事を見る「枠組み(フレーム)」を変えて、違う視点から捉えることを意味する用語です。

私たちは普段、過去の経験や価値観によって作られた「フィルター」を通してしか世界を見ていないことが多い。

そのフィルターを意識的に掛け替えるのが、リフレーミングという考え方です。

欠点や不安といったネガティブな物事も、考え方の前提を変えることで、長所や期待などポジティブなものとして捉えられるようになります。

たとえば、コップに水が半分入っているとして、「半分しか入っていない」と見れば不足感というネガティブな思考が生まれる。しかし、これを「半分入っている」と捉え直せば、満足感というポジティブな思考に変わる。出来事や状況は一つでも、意味づけを変えることで、感情や行動に変化をもたらす考え方です。

よく「ポジティブシンキング」と混同されがちですが、リフレーミングは単に前向きに考えるだけではありません。ネガティブな側面も含めて状況を多角的に捉え、その状況に新たな意味や価値を見いだすことが目的だといえます。

リフレーミングがもたらす確かな効果

では、この考え方が私たちのビジネスライフにどう役立つのか?リフレーミングは、皆さんの抱える日常的な課題に対して、直接的な効果が期待できます。

  1. モチベーションの向上 不安や失敗といったネガティブな状況をポジティブに捉え直すことで、前向きな姿勢を維持し、やる気が湧いてくる。
  2. 自信の回復と自己肯定感の強化 失敗を単なるミスではなく「成長のステップ」や「学びの機会」として捉え直すことで、自己肯定感が高まる。コンプレックスや欠点も、逆に強みであると感じられるようになり、「個性」として捉えられるようになる。
  3. 人間関係の改善 職場で批判的な意見を言われたとしても、「自分にない発想を教えてくれている」「考え方の枠組みを転換するきっかけだ」と捉えることで、アドバイスとして柔らかく受け止められる。チーム内のコミュニケーション改善にもつながる。
  4. 課題解決能力の向上 「絶対に無理」と思っていた問題も、異なる視点から捉え直すことで、新しい解決策や奇抜なアイデアを見つけ出すことが可能になる。

未来を好転させるリフレーミングの具体的な3つの手法

リフレーミングにはいくつか種類がありますが、(「置かれている状況のリフレーミング」や「内面に関する内容のリフレーミング」などがある)、特にビジネスシーンで即効性のある3つのやり方を紹介します。

1. 内容のリフレーミング(出来事の意味を変える)

これは、出来事や状況そのものの意味を再解釈する方法です。

物事は本質的に中立であり、その評価は私たちが与える「意味づけ」によって決まるという考えに基づいています。

例えば、「プレゼンで失敗した」と落ち込んだとする。緊張して話す内容を忘れたり、質問にうまく答えられなかったりしたら、誰だって落胆するかもしれない。

ここでリフレーミング!この失敗は、「今回から学んで、次はもっと良いプレゼンができる」というポジティブな視点に切り替える。

  • 内容を忘れたなら、「次回は重要ポイントをカードに書いておこう」。
  • 質問に答えられなかったなら、「その分野をもっと勉強する新しい学びの機会だ」と捉える。

失敗は成長のための貴重な学びであり、それを活かすことで、次の行動が積極的になる。これは、自己肯定感を高める効果もあります。

2. コンテクストのリフレーミング(状況の枠組みを変える)

これは、ある行動や性格が、異なる状況下ではポジティブな意味を持つことを理解する方法です。

あなたが職場で「頑固だ」と否定されたとします。周囲の意見を取り入れず、自分の考えを突き通すことで、柔軟性に欠けると指摘されるかもしれません。

しかし、リフレーミングをしてみましょう。この「頑固さ」は、「プロジェクトを成功させるための信念を強く持っている」と捉え直すことができる。過去の経験や市場調査にに基づき、一貫した方向性を守ることで、目標に向かってブレずに進めるという大きな価値を持ちます。同じ性格でも、状況(コンテクスト)が変われば、それは長所や価値あるものになります。

例えば、置かれている状況のリフレーミングとして、「細かい点に気づく神経質な性格」は、経理業務などの正確性が求められる業務には向いている、と考えることもできます。

3. 言葉のリフレーミング(短所を長所に言い換える)

言葉の定義を変化させ、思考の行き詰まりを打開する切り口をつくる方法だ。これは、自己アピール(就職活動)にも活用できる、実践しやすいテクニックの一つだ。

あきっぽい好奇心旺盛 / 行動力や決断力がある
頑固意志の強い / 自分の意見がある
せっかち決断が早い
消極的落ち着いてコツコツやる / 物静かで控えめ
無愛想おっとりしている
飽き性色々なことに興味を持つ
臆病慎重

短所と捉えられがちな言葉を、以下のようにポジティブな言葉に置き換えるトレーニングを日々習慣づけよう。日々のトレーニングとして、物事の枠組みを変えプラス思考で考える習慣をつけると、技術として身につきます。また、時間軸のリフレーミングとして、「10年後から見れば、今は何をすべきだろう?」といった、未来から見た現時点のリフレーミングを行う方法もあります。

まとめ

リフレーミングは、あなた自身の自信の回復だけでなく、モチベーションや行動力の向上にもつながります。

他人に対してリフレーミングを試みる際は、「相手の立場に立つ」「相手を理解する」「相手に共感する」といったアプローチが必要です。

リフレーミングは、単に楽観的になるだけでなく、成長に必要な課題から目をそらさずに向き合う姿勢も大切です。

リフレーミングを上手に使って、前向きに仕事へ取り組みましょう。

私は上司から丸投げに近い面倒な仕事を振られた時は、「この仕事は未来の自分に向けた投資の時間だと思って取り組もう!」と考えるようにしています。

この時には、投資効率は考えないようにしています。(時間効率は考えます)

丸投げされた仕事の進め方や取り組み方を、少しでも自分の成長に繋げるように工夫することに目を向けて、多少強引に自分のモチベーションを上げています。この方法は、視点を変えたり、視野を広げることで、物事を見る「枠組み(フレーム)」を変えて、違う視点から捉えるイメージです。

過去にこのサイトで、☞「面倒な仕事は『自分を磨く素材』かもしれない」という記事の中で、「視点を変える」、「視野を広げる」、「視座を高める」という考え方も紹介しています。リフレーミングと繋がる考え方が入っていますので、よかったら、読んでみてください。

このページが、読んでいただいた方の参考になれば幸いです。

参考資料

【参考記事】

カオナビ リフレーミングとは

ハローワーク旭川 こうして言い換えよう

DODA リフレーミングとは

【参考動画】YouTube

【心理学】そのままのあなたが未来を変える!未来が好転するリフレーミング3つのやり方【ネガティブな人ほど上手くいく】

このページでは、上記情報の一部を参考資料としております。

ABOUT ME
ボクトヒカル
ボクトヒカル
事業企画マネージャー
中堅企業で19年間、営業としてキャリアを積み、マネジメントの経験も含めて、多くの貴重な体験をしてきました。 現在は事業企画マネージャーとして、事業戦略のマネジメントを担っています。
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