思い通りにならない自分の心
あなたは仕事で嫌なことがあったり、パートナーや友達とケンカした後に、イライラやモヤモヤ、怒りや不安の感情をすぐに忘れて、晴れやかで楽しい気持ちになることができますか?

私には無理です。後に引きずることがよくあります。
なぜ自分の心を思い通りに操れないのか?

人間って不思議ですよね。目の前のコップを取ろうと思えば取れるのに、コップの中に入った水を飲もうと思えば飲めるのに、今日あった嫌なことを思い出すなと思えば思うほど、逆に思い出してしまう。
体はある程度思う通りに動くのに、心はほとんど思い通りに動かない。
だから、人間の体や脳って本当に不思議だと思うんです。
この不思議について調べてみると、「皮肉過程理論」や「ネガティビティ・バイアス」という言葉が出て来ます。(リンク=Wikipedia)
ここでは心理学的な細かい話を書くつもりはありませんが、どうやら人間はポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい性質を持っているようです。
また、ネガティビティ・バイアスは、大昔から人が生きていくためにさまざまなリスクを回避するために進化の過程で身につけたものではないかといわれています。その理由は、生物が生き抜くために目の前のリスクやトラブルに注意を向けることが重要だったからです。
思い通りにならない心を受け入れる

どうやらネガティビティ・バイアスに逆らうことは難しいようなので、私は自分の思い通りにならない心を受け入れて、気持ちを切り替える方法を身につけた方が良いと考えています。
気持ちの切り替え方については、以前に「気持ちの切り替えが下手な人へ、どうしても伝えたいこと」という記事を書いているので是非読んでみてください。
ここでは改めて、気持ちを切り替えたり、嫌なことから意識を逸らす、おすすめの方法を5つお伝えします。
①感情を言葉にする
人は漠然とした不安や怒りに弱いものです。
例えば、「なんか嫌だ」ではなく、
「顧客から厳しいことを言われ、自分を否定された気がして落ち込んでいる」と具体的に書いてみます。
おすすめは、毎日3分だけ、
- 今日嫌だったこと
- 今感じている感情
- 本当に困っていること
をノートやスマホに書くことです。
心理学では、感情を言語化することで感情の強度が下がることが知られています。
②考える時間を予約する
嫌なことは、考えないようにすると逆に頭に浮かびます。
そこで、「20時〜20時15分は悩んでいい時間」と決めます。
日中に思い出したら、「これは20時に考える」と先送りします。
意外ですが、脳は「後で考えていい」と認識すると、執着が弱まることがあります。
③身体から心を動かす
心を直接動かすのは難しいですが、身体は比較的動かせます。
おすすめは、
- 10〜20分の散歩
- 軽い筋トレ
- ストレッチ
- 深呼吸
です。
④「事実」と「解釈」を分ける
例えば、顧客から返信がない場合、事実は、「3日間返信がない」だけです。
しかし心は、「嫌われた」「取引が終わる」と解釈します。
⑤「回復リスト」を作る
<自分が回復する行動リスト>
- お風呂に入る
- 散歩する
- コーヒーを飲む
- 好きな本を読む
- 家族と話す
- 早く寝る
などを書いておく。
最後に
「身体と違い、心は自分の思い通りにはならない。」この現実を受けとめて、自分がコントロールできることに集中する。これが大切だと思います。

この記事が読んで頂いた方の参考になれば幸いです。
