重要な仕事を任せられる人はどんな人なんだろう?
大事な仕事を一緒に取り組みたいと思わせる人はどんな人なんだろう?
最近よくそんなことを考えます。
うちの会社や取引先の会社の社員を見ていると、信頼して仕事を任せられる人の共通点に、自分が受けた仕事への “執着心” や “粘り” のようなものを感じます。
そして、それが「実行力」や「やり切る力」に繋がっていると思います。
逆に、与えられた仕事にしろ、自分で取って来た仕事にしろ、やれる能力はあるのに、やり切れない人、途中で諦める人の共通点は、淡泊で粘りが無い。
特徴としては、やれない、やらない理由に目を向ける特徴があると感じます。
この差はなんなのか?
私はこの差の要因の一つとして、過去の経験が大きく関係していると思っています。
このページでは、私が取引先やビジネススクールで多種多様なビジネスパーソンと深く接して来た自分の肌感と、自身の経験を振り返って、「学生時代の経験と仕事の結びつき」について自由気ままに書いています。
学生時代(過去)の経験

これまで営業として多くのビジネスパーソンと一緒に仕事をさせてもらったけど、この人に仕事を任せたいと考えたり、この人と一緒に仕事をしたいと思う人の特徴は、当たり前だけど、嘘をつかない人、そして「実行力と粘りがある人」 です。
この「実行力と粘りがある人」と話しをしていると、学生時代(過去)に “何か” に本気で取り組んだことがある人が非常に多いです。
色々な人の話を聞いていると、“何か” は人によって色々あります。
スポーツ、勉強、音楽、ボランティア、文化祭、アルバイトなど、本当に色々あるけど共通している点は “本気でやっていた” という部分です。
楽しくて夢中になってやり続けたことや、勝つために本気で取り組んだこと、目標達成のために無我夢中になった経験を持ってる人は、仕事でも自分の役割に責任感や、やりがいを感じた時に凄いパワーを発揮しています。
そういう意味では、仕事を依頼する側が的確な動機づけをできるかは重要なポイントですね。(このページでは仕事の依頼の仕方については触れません。)
粘りや実行力のある人は、壁にぶつかった時にも試行錯誤しながら仕事を前に進めようとします。
仕事を任せる側や一緒に仕事をする側は、こういう前向きで馬力のあるビジネスパーソンに魅力を感じるのです。
ビジネスパーソンは、
社会人でも、今から仕事や趣味や勉強、子育て、何でも本気で取り組めば、自分の仕事や、生きる上での可能性の広がりに繋がると思います。
私の経験上、社会人になってからの趣味や勉強の時間も楽しくて、仕事とのバランスを取ることは大変ですが、充実感はとても高いです。
学生は、
学生の方には、自分が興味を持ったことに本気で取り組むことをお勧めしたいです。
取り組む内容は、スポーツ、勉強、音楽など、人に迷惑がかからなければ何でも良いと思います。(自分の子供にも同じことを言っています。)
楽しみながらも本気でやってみて欲しいです。
学生時代の実体験

私は小学校入学から大学卒業まで、学生時代の16年間はラグビーをしていました。
ラグビーと遊びに没頭し、勉強は全くと言っていいほどしませんでした。
学校の成績は悲惨なもので、高校の先生からは卒業が危ないと言われるほどでした。
当時、スポーツ推薦で進学することしか頭になかった私に勉強をするという考えはありせんでした。
じゃあ、推薦で高校や大学に進学できた私にはラグビーの才能があったのかというと、どうひいき目で見ても人並み程度です。身体能力に関しては人並み以下だったと思います。
ただ、それでもラグビーが好きだったから、人の倍以上の練習やトレーニングをしたし、試合のビデオを何度も見て研究しました。
私が幸運だったのは、こういう夢中になれるものに出会えた事と、それを支えて応援してくれる人達に恵まれたことです。
これまで本当に人との出会いに恵まれて来ましたが、この幸運も自分が “本気” で取り組んだことに対して巡って来たものだと考えています。
特に、中学校や高校の時は、あいつはバカでのろまだけど頑張ってるから推薦やるか!?という感じで、自分が本気で頑張ったことに対して、先生達が愛情を持って応えてくれたのだと思います。
私がラグビーに本気で一所懸命に取り組んでいなければ、この幸運は巡って来なかったと思っています。
社会人での経験

20〜30代
転職して今の会社に入ってからは営業として、ガムシャラに顧客との人間関係づくりと売上アップに努めました。
今でもこの時に出会ったお客さんとは繋がっているし、お互いに役職も上がり、前よりも一つ二つ上のレベルの仕事ができるようになっています。
不思議なもので、今でも繋がっているお客さんは、自分が本気で取り組んだ案件と本気で向き合った顧客だけです。
これも、自分が本気で取り組むからこそ、廻りがそれに応えてくれた結果だと思います。
近年は
40歳になってから、働きながらMBA(経営学修士)の学びに挑戦し、大学院を卒業しましたが、この時も、睡眠時間を削りながら、必死に仕事と勉強を両立させました。
そして、学び始めて1年が経つ頃には段々と大きな仕事を任せられるようになり、役職と職責が上がりました。
ただ、この時は本気というよりも、必死という表現の方が合っているくらい、追い込まれましたが、その状況も含めて本気で楽しみました。
向き不向きもあるし、無理をする必要はないけど、本気になれるものを見つけることができるのは幸せだと思います。
まとめ
これまでの経験を通して、自分が本気になった経験が、自分の人生を充実させる大きなきっかけになっていることに気がつきました。
これからの人生をより豊かに生きていくためにも、本気で取り組めるものを見つけて行きたいと思います。
このページを読んで頂いた方にも、これまで(過去)本気で取り組んだ“何か”をビジネスに活かして欲しいし、無ければこれから見つけて欲しいと思います。
何歳からでも遅すぎることはないので、今からでも本気になれるものを見つけて行きましょう。