感謝とありがとう

皆さんは人から「ありがとう」と言われて、気分が良くなったり、モチベーションが上がったりすることはありませんか?
多くの方が、人から「ありがとう」と言われると嬉しいと思うはずです。「ありがとう」の言葉が凄いのは、感謝の気持ちを伝えた “言った側” も気持ちが良くなるところだと思います。
このページでは、「感謝の気持ち」と「ありがとう」を習慣にするメリットや、職場や家庭に浸透させる方法について書いています。
相手へ感謝を表す効果

相手へ感謝を表す効果として、主に以下の3点が考えられます。
- 人間関係が円滑になる: 感謝の言葉は、相手の行動や存在を尊重していることの表れです。これにより、信頼関係が深まり、より良い人間関係を築けます。
- モチベーションの向上: 誰かに感謝されると、「自分の行動が役に立った」「認められた」と感じ、相手はもっと頑張ろうという気持ちになります。
- 幸福感の共有: 感謝はポジティブな感情であり、それを伝えることで、お互いに温かい気持ちや幸福感を共有できます。
感謝することの自分への効果
感謝の気持ちを相手に伝える自分への効果として、主に以下の3点が考えられます。
- 心の健康: 感謝する習慣は、物事の良い面に目を向けるきっかけになります。これにより、ストレスが軽減され、精神的な安定につながります。
- 視野が広がる: 「ありがとう」と言うためには、相手の行動を意識的に観察する必要があります。これにより、周囲への気づきが増え、新たな発見や学びにつながることがあります。
- 自己肯定感の向上: 感謝を伝えることは、相手だけでなく、その状況や自分自身を肯定することにもつながります。感謝の気持ちを持つことで、自己肯定感も高まります。
「ありがとう」というシンプルな一言が、お互いにポジティブな影響を与え、この気持ちの良い瞬間と時間を積み重ねることで、より豊かな人生を築くことになると思います。
職場で感謝を浸透させる方法

「ありがとう」を自然なカタチで職場に浸透させるために、私はマネージャーとして、以下のことを意識しています。
- 具体的な「ありがとう」を習慣化する!
単に「ありがとう」と言うだけでなく、「〇〇さんの資料のおかげで、スムーズに会議が進みました。ありがとうございます」のように、何に対して感謝しているのかを具体的に伝えるようにする。これにより、相手は自分の貢献を明確に認識でき、モチベーションが向上します。 - 自分(マネージャー)が率先して手本を示す
上司やリーダーが積極的に感謝の言葉を伝えることは、組織全体の文化に大きな影響を与えます。リーダーが感謝の姿勢を見せることで、部下も自然と「ありがとう」を言いやすくなると思っています。
これらを始めて、私はまだ半年ほどですが、自分の課に「ありがとう」の言葉が広がっていることを実感しています。
家庭で感謝を浸透させる方法
子供に感謝の気持ちを育んでもらうために、私は父親として、以下のことへ取り組んでいます。
- 親や大人がまず手本を見せる
家庭では、親や大人が子供にお手本を示すことが最も大切だと考えています。親や大人が、「ご飯を作ってくれてありがとう」「お手伝いしてくれて助かったよ」と、日常的に感謝の言葉を口にすることで、子供はそれを見て、感謝する気持ちや、ありがとうを伝えることを覚えていくと思います。 - 感謝を伝える対象を広げる
家族だけでなく、お店の人や宅配業者の方など、身近な人々に「ありがとう」と伝える機会を意識的に増やします。感謝の対象を広げることで、子供も周囲への思いやりや、感謝の気持ちを育むことができると考えます。
これらの方法を、できることから少しずつ実行していますが、子供たちは自分よりも自然に「ありがとう」が言えると感じています。
これは、妻のありがとうの実践が大きいと思います。妻は昔から「ありがとう」を誰にでも自然に言える人でしたが、私よりも子供と一緒にいる時間が長い妻のありがとうの言葉が、子供達に浸透しているのだと思っています。
家庭の場合は、夫婦のどちらかだけではなく、両方が実践することが大切だと思います。
まとめ
私は、感覚的に「感謝の気持ち」と「ありがとう」の効果について感じていましたが、「感謝の気持ち」や「ありがとう」という言葉が人の気持ちをポジティブにするという考えは、科学的な研究によっても裏付けられています。
特に、心理学や脳科学の分野で研究が進められており、その効果は単なる感覚的なものではなく、脳や身体に具体的な影響を与えることが分かっています。
感謝の気持ちを伝える「ありがとう」が、“言われた側” も “ 言った側” も気持ちが良くなり、人生を豊かにするのであれば、使わない理由はないですよね!
このページが、読んで頂いた方の参考になれば幸いです。
感謝の気持ちについては、以前に別の視点から書いた記事がありますので、良かったら読んでみてください。
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