G-RZ6K58FTGE その会議は本当に必要ですか?
仕事のこと

その会議、本当に必要ですか!?

ボクトヒカル

皆さんは、ビジネスの現場で、これはなんの会議だろう?と思ってしまう、無駄な会議に出席したことはありませんか?

会議は、チームの意思決定や情報共有に欠かせないものですが、「ただ出席するだけ」の無駄な会議に時間を奪われていませんか?会議を有意義なものに変えるためには、意識改革と具体的な行動の両方が不可欠です

今回は、自身の経験と複数の参考資料を基に、無駄な会議を無くし、必要な会議を効率化する方法について書いています。

そもそも、なぜ会議を行うのか?

会議はそもそも何のために存在するのか考えてみると、何かを決めるために行う意思決定の場だと思います。

会議は、関係者が集まって情報を共有したり、重要な報告をし、意見やアイディアを出し合い、議論し、組織やチームの方向性を決める意思決定の場だと私は考えています。

基本的には、意思決定の必要が無い情報共有や進捗報告などは、メールやチャット、クラウドを利用した資料共有ツールなどで十分だと思っています。

何も決めない会議であっても、“自分以外の考えを複数人から直接聞きたい”、“アイディア出しなどでメンバーの活発な意見交換を促したい”、という理由であれば、直に顔を合わせて話し合うことにも意味があると思います。

ただし、どちらにせよ、会議を行う際は事前に、会議の主催者やファシリテーター、またはマネージャーが、参加者に対して「なぜ会議を行うのか」、会議の目的をハッキリ伝えておく必要があります。

無駄を会議を無くすための3つの方法

無駄な会議を無くすための基本的な3つのポイントは、大きく分けて以下の3点です。基本的なことですが、私はコレが非常に重要なポイントだと思っています。

1. 会議の必要性を問い直す

会議には、明確な目的が必要です。会議を始める前に、以下の点を自問自答してみましょう。

  • 目的を一つに絞る: 報告、情報共有、意思決定、アイデア出しなど、一つの目的に焦点を当てます。目的が曖昧な会議は、単なる情報交換の場になりがちです。
  • 成果を設定する: 会議の終了後に何を得たいのか、具体的なアウトプット(「〇〇を決定する」「〇〇の計画を策定する」など)を設定します。
  • 代替手段を考える: メールやチャット、文書共有ツールで済ませられないか検討します。本当に議論が必要な場合だけ、会議を開催しましょう。

2. 事前準備と事後対応を徹底する

会議の効率は、会議そのものだけでなく、その前後で決まります。

  • アジェンダを事前に共有する: 議題、目的、時間配分、必要な資料を参加者に事前に送付し、目を通してもらいます。
  • 議事録でアクションを記録する: 誰が、何を、いつまでにやるかという次のアクション(決定事項)をリアルタイムで記録します。
  • 議事録をすぐに共有する: 会議後すぐに議事録を共有し、決定事項と担当者、期限を全員が確認できるようにします。

3. 会議のルールを決める

効率的な会議運営には、基本的なルール設定が効果的です。

  • 時間厳守: 開始時間と終了時間を厳格に守ることで、議論の長期化を防ぎます。
  • ファシリテーターを置く: 議論が本筋から外れないよう進行役がコントロールします。特定の人の発言が続くのを防いだり、発言機会のない人に話を振ったりする役割も重要です。
  • 参加者を厳選する: 意思決定に関わる人や、必要な情報を持つ人に絞って招待します。

なぜ改善されないのか?根深い課題への対処

これらの改善策が分かっていても実行されない場合、それは個人の問題ではなく、より根深い組織文化やチームの共通認識の欠如が原因である可能性があります。

  • 組織文化の問題: 「会議はとりあえず出席するもの」「形式的に開催するもの」といった無意識の前提が組織内に浸透している場合があります。経営層が「会議の効率化は重要だ」と強く発信し、自ら模範を示すことが不可欠です。
  • 共通認識の欠如: 会議の目的やゴールが参加者間で共有されていないと、それぞれが違うゴールを目指してしまい非効率になります。会議の冒頭で目的を明確に宣言する習慣をつけましょう。
  • 「やらない理由」を探る: 現状維持バイアスや、「とりあえず会議」の安心感から非効率なやり方を続けてしまうことがあります。

これらの課題はすぐに解決できるものではありませんが、小さな成功体験を積み重ね、その効果を組織全体に共有していくことで、徐々に文化を変えていくことが可能です。

まとめ

このページでは、会議にフォーカスして書いていますが、打合せやミーティングも同じだと思います。仕事であっても、会議や打合せなど、人に集まってもらう時は、参加者の貴重な時間をもらっているので、時間を無駄にするような生産性の低いことはしたくありませんよね。

大丈夫です!上記の「無駄な会議を無くす3つの方法」を根気強く継続して行えば、少しずつ、ファシリテーターも参加者も意識が変化します。騙されたと思って実行してみてください、そして継続してください。少しずつかもしれませんが、必ず改善できます。

この記事が、読んで頂いた方の参考になれば幸いです。

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事業企画マネージャー
中堅企業で18年間、営業としてキャリアを積み、営業マネージャーを経て、現在は事業企画マネージャーとして、新事業の企画と事業戦略のマネジメントを担っています。
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