ジャーナリングのすすめ

皆さんは、日々の仕事や生活の中で、頭の中がゴチャゴチャしたり、漠然とした不安を感じたりすることはありませんか?
私自身、長年会社員として働く中で、自分の気持ちを整理する大切さを痛感してきました。
そんな私が数年前から習慣にしているのが、「ジャーナリング」という「書く瞑想」です。
ジャーナリングって何?

ジャーナリングとは、一定の時間内に頭に浮かんだ考えや感情を、言葉を選ばずに紙などにひたすら書き出すことです。これは「書く瞑想」とも呼ばれ、頭の中のモヤモヤを書き出すことで思考が整理され、スッキリすると言われています。
私がジャーナリングを始めた理由は、忙しい日々の中で「自分の気持ちを整理したい」、「全ては無理でも、今より自分の感情をコントロールできるようになりたい」という思いがあったからです。
ジャーナリングは、紙とペンがあれば誰でもできるし、誰かに見せるものでもないので、他者の反応を気にせず、一人で気持ちを整理できるという点が魅力です。
正直、ジャーナリングしているノートを職場の同僚や家族に見られると恥ずかしいので、ジャーナリングを行うとき以外は絶対にカバンから出しません。
私のサードプレイスとジャーナリング

私は、自宅の近くや会社の近くのカフェを、「サードプレイス」として活用しています。
サードプレイスとは、自宅や職場・学校とは異なる「第三の場所」で、居心地が良く、息抜きやリフレッシュができる場所のことです。
特に、会社近くのカフェで出勤前に30分ほどジャーナリングをする時間が、私の一日を充実させる大切なきっかけになっています。
この時間で自分の思考を整理し、リラックスすることで、仕事に向かう気持ちを整えることができています。
カフェというくつろげる場所で、ゆっくり考えごとができるのは、心身のリラックスにも繋がっています。
前回の記事で、「サードプレイス」について書いているので、是非読んでみてください。
「あなたのサードプレイスはどこですか?」https://bokutohikaru.com/place/
ジャーナリングがもたらした3つの変化

ジャーナリングが私にもたらしてくれた、大きな3つの変化を紹介します。
①少しずつ自分を客観視できるようになっている
自分の考えや感情を言葉にすることで、自分が何を考え、どんな感情になるのか、どんな言葉や事象に感情が動くのか、などなど、ジャーナリングをはじめてからは、自分を少しずつ客観視できるようになったと感じています。
②悩みやストレスの原因が分かる
頭の中でモヤモヤしていることや、色々と考えを巡らせていることを、紙に書き出して文字にすることで、自分が何に悩み、抱えている悩みや問題を、どんなカタチで解決したいと思っているのか、可視化されるようになりました。
③自分の感情をコントロールするための大切な習慣になった
ジャーナリングをすることで、自分がどんな“時”や“事”に、ポジティブな反応をしたり、ネガティブな反応をしたりするのか、自分を客観視しながら、気持ちの整理をする大切な習慣になっています。
ジャーナリングのやり方は?

■ペンとノートを用意する
私はお気に入りのボールペンと紙のノートを使っていますが、もちろんスマホのメモ機能やアプリでも大丈夫です。個人的には、ボールペンやシャーペンを使い、紙のノートに書く事をおすすめします。スマホのメモアプリや、iPadのノートで専用ペンを使って書いたり、色々試しましたが、私の中では不思議とコレが一番、思考の整理ができて、記憶に残り易く、しっくり来ました。
■思い浮かんだことを書く、深く考え込む必要はない
これが一番重要です。誤字脱字や「こんなことを書いてもいいのだろうか」といったことは一切気にせず、頭の中にあるものをそのまま書き続けます。もし何も思いつかなければ「何も浮かばない」と書いてもOKです。
■書いた内容を振り返る
書き終えた後、時間をおいて書いた内容を読み返してみます。読み返すタイミングは、気が向いた時でOKです。これにより、「自分はこんな事があった時に不安を感じていたのか、こんな事に喜びを感じていたのか」といった様々な気づきが得られます。
まとめ
ジャーナリングは日々の習慣にすることで、思考の整理や、気持ちの整理をすることも一緒に習慣として身につくようになると思います。
「毎日続けるのは難しい」と感じるかもしれませんが、週に一度など、できる範囲で続けながら、少しずつ書く日を増やして行けばOK。
私は出勤前のカフェの時間を活用していますが、休憩時間や就寝前など、時間やタイミングを厳しく縛らず、1分などの短時間から始めてみるのも良いと思います。
この記事が、少しでも読んで頂いた方の参考になれば幸いです。