良いリーダーの条件って何だろう?
変化の激しい現代のビジネスシーンにおいて、「リーダー」という言葉を聞かない日はありません。しかし、いざ「良いリーダーの条件は何ですか?」と問われると、答えに窮してしまう方も多いのではないでしょうか。
特に20代後半から40代のビジネスパーソンは、プレイヤーとして成果を出すだけでなく、チーム(組織)をまとめ、上層部と現場の板挟みになりながらも結果を求められる、最もタフなポジションにいます。
ちなみに、リーダーとマネージャーの役割は違うと言われており、役割という意味ではその通りだと思いますが、実際には日本企業の多くのマネージャーが、リーダーとしての役割も求められていると思います。
そう考えると、マネージャーの仕事は本当にタフで、やりがいのある役職だと思います。

このページでは、マネージャー=リーダーという捉え方で、ビジネスシーンでの「良いリーダー」とはどんな人か、自分の苦い経験を思い出しながら書いています。
自信満々の落ちこぼれリーダー

私の考える良いリーダーは、人間的にメンバー(部下)から信頼されているリーダーです。
なぜなら、「信頼」はチームビルディングを行う上での土台になると思うからです。
いくら仕事のできるリーダーでも、人間的に信頼されていないとメンバーの「心」はついてきません。
ここで言う「心」がついてこないとは、リーダーが示す方向性や発言の意図を理解していても、腹落ちしておらず、自らが主体的に動くことはない状態です。
リーダー(マネージャー)は人間的に完璧でないといけないとか、メンバー(部下)から尊敬されないといけないとか言うつもりはありません。
もちろん、メンバーから尊敬されていれば素晴らしいことだし、チーム運営が順調に進む可能性は高まると思います。
しかし、完璧な人間などいませんし、リーダー(マネージャー)も人間だから楽をしたいと思うこともあります。
だけど、絶対にメンバーのサポートを怠ってはいけませんし、メンバーの話を聴く姿勢を忘れてはいけません。
私は、3年間という期間限定の特定プロジェクトチームのリーダーを任された時に、面白いくらいに順調なチーム運営ができたし、結果も出せました。
おそらく、それが認められてマネージャーに上がったと思うのですが、マネージャー職についた最初の一年間は上手く行かないことだらけでした。
初めてマネージャーになった時は営業職でしたが、営業として一番成果を求められる売上が最初の半年間は前年よりも減少し、メンバーの約8割が売上目標を達成できずにもがいていました。
当時の私は働きながら大学院で経営学を学び、MBAを修了して間もない時であり、自信満々でマネージャーとなりましたが、結果は散々でした。
チーム運営が上手くいかない理由と改善点

なぜなのか?なぜ、私はプロジェクトリーダーの時には上手くチーム運営ができ、成果も出せたのか。なぜ、マネージャーになった時は上手くチーム運営ができず、結果も出せなかったのか。
いま考えると、この差はメンバーからの「信頼度」だと思います。
プロジェクトリーダーを務めていた時は、自分の考えた戦略をメンバーと一緒に実行し、困ったことがあったら何でも言ってね!と小まめに声掛けをしていたし、戦略を変更する必要性はないか?メンバーからの意見を募っていたし、実際にメンバーからの意見を戦略に落とし込んでいました。
恥ずかしい話ですが、営業マネージャーになった時は、自分がMBAで身につけた知識を使って、本部の戦略に沿った営業戦術を考え、メンバーへ論理的に伝えて、メンバーから分かり易いですと言われて、よし!完璧だ!と思っていました。
しかし、メンバーは戦術を理解しても、腹落ちはしていなかった。そして何より、戦術を考えても、その実行はメンバーへ任せているリーダーの姿勢をメンバーは見ていたのだと思います。
ここで私が、戦術を考えて伝えるだけではなく、戦術を実行するメンバーのサポートを積極的に行ったり、実行する上でのメンバーの困りごとを聴いて、戦術を修正・改善する姿勢を見せれば、もう少しメンバーから信頼されていたかもしれません。
つまり、よく考えられた戦略や戦術よりも、メンバーをサポートし、話をしっかり聴く姿勢の方が大切なのです。
メンバーから信頼されていれば何でも上手く行く訳ではありませんが、リーダーの役割を実行し、チームの実績を積み上げる上で、信頼は強い土台になると思います。
繰り返しになりますが、リーダーのポジションにいる方は、メンバーのサポートと、話を聴く姿勢を忘れないでください。
これは、「自分の心の矢印をメンバーへ向ける」イメージです。この基本を忘れずに実行し、継続することでチームビルディングの土台は強くなります。
是非、試してみてください。
おわりに

リーダーは、メンバーから人間性を見られています。
私はこれまでの教訓から、どこの部署に変わっても、メンバーのサポートや、話をしっかり聴く姿勢を積み重ねることで、「人間的に信頼してもらえるリーダー」になろうと思います。
なぜなら、中長期で結果を出せる強いチームづくりにも、変化に対応できる柔軟なチームづくりにも、メンバーとリーダーの信頼関係は重要であると感じたからです。

日記のようなページになってしまいましたが、このページが、読んで頂いた方の参考になれば嬉しいです。
