マネージャーの仕事って何だろう

「マネージャーの仕事は決断の連続だ」この言葉を耳にしたことはありませんか?
実際にその役割を担うと、ビジネスの現場がいかに日々刻々と変化し、大小さまざまな決断を迫られるか痛感するものです。
組織やチームの責任者として、このダイナミックな環境を乗り越え、目標達成へと導くためには、一体どのようなスキルと視点が必要なのでしょうか?
この記事では、あらゆる企業のマネージャーに共通する5つの重要な仕事を明らかにしつつ、さらに、その役割を全うするために不可欠な5つのキーポイントに焦点を当てていきます。

マネージャーの仕事の奥深さと魅力を一緒に探っていきましょう。
マネージャーになって気がついたこと

私はマネージャーになった時に営業をしていたので、営業マネージャーとして先ず、チームの売上・利益目標達成という分かり易い目標があり、この目標達成のための営業施策と、持続的な人財育成が必要であると考えていました。
このように、 マネージャーとして、目標達成のために何が必要かは、十年以上の営業経験と、ビジネス・スクールで学んだMBAの知識により、ある程度の見込みができていました。
しかし、実際にそれをアクションに落とし込み、実装させて行くと、上手くいかなかったり、想定外のことが起きたりして、目標達成のために“やるべきこと”を見失うことがありました。
そんな時はいつも、マネージャーとして必ず押さえておくべき自分なりのキーポイントを、スマホやiPadにメモして、見直すようにしていました。

ここからは、その時にメモしていた内容の一部を紹介します。
どの企業のマネージャーにも共通する5つの仕事
1.チームの目標達成に向けた推進
- 組織目標をチーム目標に落とし込み、達成に導く
- KPIやOKRの設計・運用
2.メンバーの育成・評価
- スキルアップ支援、キャリア形成の伴走
- 定期的なフィードバックと評価面談
3.業務の設計・改善
- 業務プロセスの最適化
- ツールや仕組みの導入による効率化
4.他部署・外部との連携
- 部門間の調整役としての橋渡し
- 顧客やパートナーとの関係構築
5.チームの心理的安全性の確保
- 意見を言いやすい雰囲気づくり
- コンフリクトの早期発見と解消
マネージャー職 5つのキーポイント

1.目的思考と人間的思考の両立
☑ 結果を出すだけでなく、メンバーの成長や満足度も重視する。
2.意思決定と責任の明確化
☑ 判断を下す力と、その結果に責任を持つ覚悟。
3.共感力と伝達力
☑ メンバーの感情や状況を理解し、適切に伝える力。
4.変化への対応力
☑ 環境変化に柔軟に対応し、チームを目標達成へ導く力。
5.任せる技術
☑ 自分で抱え込まず、信頼して仕事を委任するバランス感覚。
マネージャーの仕事は魅力的

AIやテクノロジーが発達しても、マネージャーの仕事の「魅力」や「価値」は変わらない!
AIやテクノロジーが発達した現代においても、マネージャーの仕事の価値は高いと私は考えています。
なぜなら、AI などテクノロジーの技術が発達すれば、色々なものが完成度高く出来上がりますが、われわれ人間は、現代においても不完全で不安定な存在だからです。
この、不完全で不安定な「人」をマネジメントするマネージャーの仕事は、テクノロジーが発展した現代においても非常に重要で、魅力ある仕事だと思います。
まとめ
近年、メディアのニュースでは、マネージャー職(管理職)の人気が低迷していると報道されていますが、人とのコミュニケーションが好きな方や、チームビルディングに興味のある方にとって、マネージャー職は価値が高いだけではなく、本当に面白い仕事です。
マネージャー(マネジメント)をしていて、苦しいことや悩むときもあります。
しかし、マネージャーになると、自分で考え、判断し、実行できる権限は広がるし、自部門のメンバーや、チーム全体のためにできることが増えます。
仕事の範囲が広がるマネージャー職は魅力的だし、実際にやりがいがあると私は感じています。
人それぞれの考え方があるし、人によって環境も大きく異なると思いますが、機会があるのならば、多くのビジネスパーソンに嫌がらずにマネージャー職へ挑戦して欲しいし、楽しんで欲しいと思います。
このページが、読んで頂いた方の参考になれば幸いです。
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