皆さんが “1on1ミーティング” で気を遣うことは何ですか?
何に気を遣うかは、マネージャー(リーダー)かメンバーか、それぞれの立場によって違うかもしれませんね。
このページでは、マネージャーの立場から見た “1on1ミーティング” のポイントや悩みを書いています。
実体験として
私は、1on1の時に話すネタには困らないけど、話し易い雰囲気づくりには苦労します。
たぶん雰囲気づくりが下手なんだと思います。
いつも気さくに話す相手でもミーティングルームで1対1になると、お互いが身構えている気がします。
私自身が、全員で行うチームミーティングや会議よりも身構えているのか?張り切っているのか?いつもと違う雰囲気を出しているのかもしれません。
マネージャーとしては、話し易い雰囲気をつくり、メンバーに気持ち良く話をしてもらうことで、1on1でしか話せないことも会話に入れたいのが本音です。
そこで、お互いが気持ち良く会話し、気さくに話せる雰囲気をつくるために私が大切にしていることはアイスブレイクによる雑談です。
私の経験上、最初の雑談が盛り上がると、その後の会話は気さくに話しができている事が多いと感じています。
1on1で一番時間を使うところ

1on1で私が一番時間を使う部分はアイスブレイクです。
アイスブレイクとは、仕事以外の雑談などを交えながら会話し、相手と自分の距離を縮め、話しやすい雰囲気を作ることです。
1on1の最初にアイスブレイクを行うことにより、相手と自分の緊張をほぐし、気さくな日常会話から仕事の話まで、よりオープンで建設的な対話を生み出し易くなります。
私は年齢が上のメンバー(部下)との1on1には結構気を遣います。
これは、私が学生時代に体育会系の上下関係の中で育てられたからなのか?おそらく世間一般のマネージャー職の方々よりも気を遣っていると思います。
そんな、気を遣う年上の方との1on1は、すごくアイスブレイクに助けられています。
この時は、自分よりも上の世代の方に合わせた話のネタを用意し、相手に合わせたアイスブレイクを行っています。
相手が自分よりも年上でも年下でも、相手が興味を持っていることを把握しておくと、アイスブレイクに役立ちます。
相手が持っている興味はどんな小さなことでも構いません。
最近◯◯のジュースが美味しくてハマっている!とか、海外ドラマにハマって夜ふかしをしているとか、なんでもOKです。
そこから自分も相手に興味を持って質問を繰り返すと、アイスブレイクは盛り上がります。
ちなみに、アイスブレイクにかける時間は、ミーティングの目的や時間に合わせて調整することをおすすめします。
1on1ミーティングで行う2つのスタイル
私が行う1on1ミーティングのスタイルは2つあります。
①壁打ちスタイル

仕事の進め方などで、何をしたいか?どうしたいのか?相手が自分の考えを整理できていない時に、こちらから会話の中で適切な質問を投げかけて、相手の思考整理を進めます。
1on1で行う壁打ちは、メンバー(部下)が自分の職務の中で何をしたいのか?どうしたいのか?どんな課題があるのか?など、自分の考えを整理してもらい、それを言葉にしてもらうことが目的です。
②傾聴

仕事全般や日々の業務での悩みや心配事などをとにかく聞きます。
相手が話す姿勢の時や、聞いて欲しい雰囲気の時にはとにかく聞くことに徹します。
この傾聴は、1対1の場面でしか話せないことや、普段言い難いことをアウトプットしてもらうことが目的です。
※この2つのスタイルの共通点は、マネージャー側は聞くことが中心であり、マネージャーが自分の意見を発言することは二の次、三の次であり、聞くことを最重要としています。
まとめ
会議やミーティングなど、複数の人がいる場で自分の考えや意見を発表することが苦手な人とのコミュニケーションとして1on1ミーティングはとても役立ちます。
ただ、私の感覚では、複数の人がいる場での発言が苦手な人は、1対1の場面でも緊張する(身構える)傾向があると感じます。
相手が身構えている場合は、先述のアイスブレイクを上手に活用しましょう。
1on1ミーティングでどれだけ中身の濃い会話ができるかは、日頃の小さなコミュニケーションをどれだけ積み上げているかにかかっています。
日頃の挨拶や何気ない会話を大切にしましょう。
このページが、あなたの1on1ミーティングにお役立ちできると幸いです。