私の習慣の中に読書があり、ビジネス書、小説、マンガ、何でも読みますが先日、2025年・本屋大賞2位にランクインした「アルプス席の母」をタイトル&ジャケ買いしました。
読み始めの冒頭から一気にこの本の世界に引きずり込まれ、ほぼ二日間で一気読みをしました。
この本のあらすじは、
「まったく新しい高校野球小説が、開幕する。」
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
<上記あらすじは「読書メーター」から引用>
『アルプス席の母』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター早見 和真『アルプス席の母』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。☆2025年本屋大賞・第2位☆ まったく新しい高校野球小説が、開幕する。
この小説を読んでいると、母が息子を想う感情と、息子が母を想う感情がとてもリアルに表現されており、何度も胸がギュッとしめつけられる感覚になりました。
母と息子が深い絆で結ばれていて、お互いを思いやり、前に進もうとする。そんな親子の日常のやり取りが、シングルマザーという立場と、野球というスポーツを通して書かれていて、切ない気持ちと心温まる感情が交互にやってきて、読み終わった時には、自分の母と妻への感謝がこみ上げてきました。
私は小学校入学から大学卒業までの16年間、ラグビーというスポーツをプレーして来ました。今は父親という立場で、息子達の部活やスポーツクラブを見守っています。
そんな自分にとって「アルプス席の母」は、自分が主人公の息子(航太朗)の立場にもなるし、学生時代を支えてくれた自分の母や、いま息子を支えている妻の想いを考えると、主人公である母親の立場にもなるしで、色々な感情が入り混じる中で読み進めた一冊になりました。
読み始めてからすぐに感情移入し、読み終えるまでに何度泣いただろうか??
だから読書はやめられない。

特に小説は、書かれている文章(作者が選ぶ言葉)から自分の想像(妄想)によって本の世界に入り込む感覚が良いなと思いました。
これまで選んで来た本は、ビジネス書が一番、マンガが二番、小説は三番だったけど、小説を選ぶことが増えそうです。
ちなみに、2024年・本屋大賞の「成瀬は天下を取りにいく」も面白かったです。
私は読みやすそうな小説にしか手を出しませんが、本屋大賞にノミネートされている本は読みやすい本が多いと思います。
参考までに本屋大賞のリンクを以下へ貼っておきます。
<本屋大賞>

このページを読んでくれた方が、読書に興味を持ったり、これまで以上に読書が好きになるきっかけになれば幸いです。