習慣の話

「アルプス席の母」を読んで感じたこと

ボクトヒカル

私の習慣の中に読書があり、ビジネス書、小説、マンガ、何でも読みますが先日、2025年・本屋大賞2位にランクインした「アルプス席の母」をタイトル&ジャケ買いしました。

読み始めの冒頭から一気にこの本の世界に引きずり込まれ、ほぼ二日間で一気読みをしました。

この本のあらすじは、

「まったく新しい高校野球小説が、開幕する。」

秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?

<上記あらすじは「読書メーター」から引用>

https://bookmeter.com/books/21840289

この小説を読んでいると、母が息子を想う感情と、息子が母を想う感情がとてもリアルに表現されており、何度も胸がギュッとしめつけられる感覚になりました。

母と息子が深い絆で結ばれていて、お互いを思いやり、前に進もうとする。そんな親子の日常のやり取りが、シングルマザーという立場と、野球というスポーツを通して書かれていて、切ない気持ちと心温まる感情が交互にやってきて、読み終わった時には、自分の母と妻への感謝がこみ上げてきました

私は小学校入学から大学卒業までの16年間、ラグビーというスポーツをプレーして来ました。今は父親という立場で、息子達の部活やスポーツクラブを見守っています。

そんな自分にとって「アルプス席の母」は、自分が主人公の息子(航太朗)の立場にもなるし、学生時代を支えてくれた自分の母や、いま息子を支えている妻の想いを考えると、主人公である母親の立場にもなるしで、色々な感情が入り混じる中で読み進めた一冊になりました。

読み始めてからすぐに感情移入し、読み終えるまでに何度泣いただろうか??

だから読書はやめられない。

特に小説は、書かれている文章(作者が選ぶ言葉)から自分の想像(妄想)によって本の世界に入り込む感覚が良いなと思いました。

これまで選んで来た本は、ビジネス書が一番、マンガが二番、小説は三番だったけど、小説を選ぶことが増えそうです。

ちなみに、2024年・本屋大賞の「成瀬は天下を取りにいく」も面白かったです。

私は読みやすそうな小説にしか手を出しませんが、本屋大賞にノミネートされている本は読みやすい本が多いと思います。

参考までに本屋大賞のリンクを以下へ貼っておきます。

<本屋大賞>

https://www.hontai.or.jp

このページを読んでくれた方が、読書に興味を持ったり、これまで以上に読書が好きになるきっかけになれば幸いです。

ABOUT ME
ボクトヒカル
ボクトヒカル
事業企画マネージャー
中堅企業で18年間、営業としてキャリアを積み、営業マネージャーを経て、現在は事業企画マネージャーとして、新事業の企画と事業戦略のマネジメントを担っています。
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