G-RZ6K58FTGE あなたのやりたいことは何ですか
❹大切な雑談

あなたのやりたいことは何ですか?

ボクトヒカル

仕事に日々追われる中で、「本当にこのままでいいのかな?」「もっと充実した働き方があるんじゃないか?」と感じることはありませんか? 

特に20代から40代の若手・中堅ビジネスパーソンの皆さんにとって、自分のキャリアや働き方について深く考える機会は、忙しさの中で見失われがちかもしれません。

このページでは「やりたいこと」を見つけるためのヒントをくれる本と、「やりたいこと」を見つけるために押さえておきたいポイントについて書いています。

「やりたいことの見つけ方」という本を読んで

モヤモヤを抱えている方に、ご紹介したいのが、八木仁平さんの著書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』です。

 この本は、自己啓発書とは少し違います。

 根性論やスピリチュアルな話で片付けることなく、あくまで論理的・実践的に「やりたいこと(仕事)」を見つけるヒントをくれる本です。

かくいう私も、モヤモヤしている「この状況を変えたい」とは思いつつも、何から手をつけて良いか分からず、エネルギーを持て余していました。

私はこの本を読み、ノートに自分が「大事にしていること」や「好きなこと」、「得意なこと」を書き出したり、マインドマップを使って整理し、自身のキャリアや生き方、働き方を見つめ直しました。40歳でMBA(経営学修士)を学ぼうと決心したのも、この本がきっかけでした。

自己理解メソッド

「やりたいこと」を見つけるのは、一見難しそうに思えますよね。しかし、実は数学の問題を解くのと同じように、「公式」が存在するのです。八木仁平さんはこれを「自己理解メソッド」と呼んでいます。

このメソッドの核となるのは、たった一つのシンプルな公式です。それは、「大事なこと」×「得意なこと」×「好きなこと」=「本当にやりたいこと」

この3つの要素が重なり合う部分にこそ、皆さんの「心からやりたいと思える仕事」が隠されているのです。

多くの人が「やりたいこと=好きなこと」と勘違いしがちですが、これだけでは不十分です。 たとえば、野球がめちゃくちゃ好きでも、プロレベルの腕前がなければ、それは「心からやりたい仕事」にはなりませんよね? 「好き」と「得意」が重なって初めて、「やりたい仕事」になり得るのです。 さらに、そこに「大事なこと」(価値観)という「人生の目的」が加わることで、揺るぎない「本当にやりたいこと」が見えてきます。

それぞれの要素をもう少し掘り下げてみましょう。

「やりたいこと」探しの順序と実践的なヒント

3つの要素を見つけるには、順番が非常に重要です。

自己理解メソッドでは、まず「大事なこと」を見つけ、次に「得意なこと」、そして最後に「好きなこと」という順番で取り組むことを推奨しています。

では、具体的にどう見つければいいのか?いくつかヒントをお伝えします。

①「大事なこと」を見つけるヒント

自分がどんな人生を送りたいか、どんな状態でありたいかを深く考えてみてください。 「安心したい」「自由に生きたい」「誰かを助けたい」など、心から望む「状態」です。

②「得意なこと」を見つけるヒント

  • 「誰かに『私の得意なことって何だと思う?』と直接聞いてみましょう。」 自分では無意識にやっていることでも、周りから見れば「すごい才能」に見えることは多々あります。 
  • 「他人がうまくできていなくて、イラッとした瞬間を思い出してみてください。」 「なんでこんなこともできないの?」と感じるその感情の裏に、皆さんの才能が隠されています。 

③「好きなこと」を見つける質問

  • 「今、お金を払ってでも勉強したいことは何ですか?」 この質問は、皆さんの真の興味を炙り出してくれます。
  • 「本屋さんで、あてもなくぶらぶらしていて、自然と足が止まるコーナーはどこですか?」 

「やりたいこと」は「仮説」で良い

この自己理解メソッドを通じて見つけた「本当にやりたいこと」は、最初から完璧である必要はありません。それはあくまで「仮説」で良いのです。 実際にやってみて、もし違和感を感じたら、立ち止まって修正すればいいんです。

「一生続けられることを見つけなければ」とか、「運命的な感覚がないと天職じゃない」といった思い込みは捨てましょう。やりたいことは、日々の試行錯誤の中で育てていくものなのです。

また、「やりたいことが仕事にならないのでは…」と考える必要もありません。 「やりたいこと」は皆さんの中にありますが、その「実現手段」は社会の中に溢れています。

それでもピンとこない、見つからない時は

それでも「やりたいこと」が見つからない時や、ピンとこない場合は、目の前にある仕事を大切にする、目の前にある仕事(職務)に一生懸命に取り組む、これを実行し、継続することをおすすめします。

これは非常にシンプルな考え方で、今行っている仕事や役割を大切にし、自分が属する組織や、自分自身を前向きに成長させることで、自分の中で新たな目標が出来たり、良い意味で働く目的が変化したりすることがあります。

私はこれを実際に経験しているので、おすすめのアクションの一つにしていますが、皆さんも仕事に限らず、学生時代の部活や習い事、勉強やアルバイトなどで似たような経験をされているかもしれません。

最初は何となく始めたことが、いつの間にか楽しくなったり、夢中になる経験です。これは一生懸命に何かに取り組んだ結果だと思います。

見つからない時は、焦らずに「目の前のことに集中する」。これも、やりたいことを見つける手段の一つです。

まとめ

このページでは、「やりたいこと」やキャリアのモヤモヤを解消するため、「大事なこと」×「好きなこと」×「得意なこと」=「本当にやりたいこと」という自己理解メソッドの解説と、それでも中々やりたいことが見つからない場合の対応策について解説しました。

このページが、読んでいただいた方の参考になれば幸いです。

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以上

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事業企画マネージャー
中堅企業で19年間、営業としてキャリアを積み、マネジメントの経験も含めて、多くの貴重な体験をしてきました。 現在は事業企画マネージャーとして、事業戦略のマネジメントを担っています。
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