職場での不安を和らげるためにできること

ビジネスパーソンにとって人事異動、転勤、転職など、大きな環境の変化はワクワク感と不安感の両方を感じる時です。

私は、これまでに転職を一度、いまの会社で人事異動やそれに伴う引越しを6度経験し、ビジネスパーソンとして何度か大きな環境の変化を経験しました。

その時にいつも思うことは、自分は「人の優しさに助けられている」という事です。

これは綺麗事ではなく、本当にそう思います。

このページでは、人が新しい環境で感じる不安要素と、新しい環境で働くビジネスパーソンや、それを迎え入れる側の上司や同僚、ビジネスパートナーから言われて嬉しい言葉や、安心する言動について書いています。

不安の中身と安心する言葉

何が不安なのか？なぜ不安なのか？

私は、転職でも人事異動でも、新しい仕事には「新たな職務」と「新たなメンバー」と一緒に仕事をする期待と不安を感じたし、転勤で引っ越す際には「新たな場所」で生活する好奇心と違和感を感じました。

そう考えると自分は、新しい「場所」、「人」、「こと」に接する時にワクワク感と同時に不安感を抱くのだと思います。

もしかすると、多くの方が私と同じように「新しい出来事＝未知のもの」に対して似たような感情の動きをするのかもしれません。

人の環境の変化と不安の原因について調べてみると、主に以下の４つがあるようです。

上記４つの原因を見た時に、私は①～➃の全てが確かに腹落ちする内容でした。私の場合は、新しい環境に身を置いたときに、これまでの当たり前が、当たり前ではなくなる場合に、ワクワク感や好奇心よりも不安の方が強くなる気がします。

不安な時に言われて安心できた言葉

これまでの自身の経験を振り返って、新しい職場や職務に就いて不安な時に言われて安心した言葉は、「焦らなくていいよ」、「一人でやろうとしなくてもいいよ」、「手伝いますよ」などの本当に何気ない一言です。

いま思うと、新しい職場で自分の存在や価値を認めてもらいたいという欲求や願望があり、何でも自分でやろうとして、自分で自分を追い込んでいた時が多々あったと思います。

そんな時には、特別心に刺さる名言のような言葉でなくても先述のような、さりげない一言の声かけが嬉しいし、言葉だけでなく実際に手を差し伸べてくれた方には本当に感謝しかないです。

自分がしてもらって安心したことや嬉しかったことを、自分は同僚や部下・上司にできているか振り返ると、反省すべき点が多いことに気がつきました。

これまで自分がしてもらって安心したことや嬉しかったことは、明日から実行します。相手を思いやる声かけができるように、自分の周りへの目配りも心がけたいと思います。

職場に新しい仲間が入ったら、ほど良い距離感でしっかり見てあげる（観察的な）ことが大切かなと考えています。

ほど良い距離感で、過度に干渉することなく、日々の業務で困っていることや、困っていそうなことをちゃんと見てあげることで、声かけのタイミングや、かける言葉を選んで対応しようと思っています。

ちなみに、私は明日からこんな声かけをしようと思います。

新しく来た同僚や仕事仲間への声かけ

新しく来たメンバーへマネージャーとして使う言葉

このような声かけをすることで、「ちゃんとあなたが頑張っているところを見てるよ」や「一人で悩む必要はないよ」というメッセージにもなれば良いなと思います。

声かけと目配り以外に心掛けることは、相手が話しかけて来た時や、不安であることを口にした時は、とにかく聞く。相手の言葉を否定したり、すぐに解決策を提示したりするのではなく、しっかりと聞く姿勢を示す。私はこれを心掛けます。

とにかく聞く！これもメチャメチャ大事だと思う

転職や転勤で新しく私たちの仕事仲間となる人は、どんな方でも少なからず不安を持った状態で新しい職場で働くことになります。

そんな仲間への声かけや仕事のフォローは、こちらも焦らずに相手の様子を見ながら、出来ることをしっかりとやっていきたいですね。

今の時期は多くの企業で、研修を終えた新入社員や中途社員が配属先に着任する頃です。新しく迎える仲間への声かけや仕事のフォローを行うことで、心理的安全性の高い職場にし、前向きに仕事に取り組んでもらいたいと思います。

このページが、読んで頂いた方の参考になれば幸いです。